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春の季語に「怒」と「風」?

2018/03/29
今年は記録的速さで各地の桜が満開になっているそうです。
私たちのオフィスからほど近い公園では今週がピーク!モコモコ、みっしりと花が咲いていて、のんびり花を眺めるのも、写真を撮るのも、お弁当を食べるのも気持ちのよい季節になりました。

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その一方で、花粉や霞でなんとなくむずむずしたり、落ち着かずイライラしたりソワソワしたりとどこか不安を感じるような気持ちになることもあり、春は新しいことが始まる、楽しくてワクワクする、ことばかりじゃないんだなあと思ったりもしています。

こういう気持ちになる理由があるのか少し調べてみると、東洋医学の考え方のひとつにある「五行説」に倣う記事を見つけました。

「五行説」とは、この世の森羅万象を5つに分類するというもので、「木・火・土・金・水」の5つを基本要素に、臓器や感情、季節、気候、色、味など、あらゆるものを5つに分類し、属性が同じものは互いに強く影響し合っているという考えで、春は「木」に属し、同じ分類の中に並ぶものには、「肝」、「怒」、「風」、「筋」というものがありました。

なんと、春と同じ分類に「怒」や「風」があるのですね。

確かに、季節の変わり目や急な気温の変化、環境の変化によって内蔵系が影響をうけてしまうことはあります。
そうなると、落ち込んだりイライラしたり(怒りの感情ですね)、さらには変化や落ち着かず不安になるのは常に移動し流れている「風」の性質とも似ています。風は穏やかで気持ちの良いときもありますが、嵐のように激しさを伴うこともあるので、そんな性質を考えると、まさに風は春なのかもしれません。

普段何気なく感じている気持ちの浮き沈みや感情の流れが東洋医学の考え方に通じている、新しい発見がありました。

春らしい香りや食べ物に触れながら、楽しい春を感じられるようになりたいですね。

(参考記事:2018/3/28 ウェザーニュースより)

MK
10:00 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

人間の非合理性

2017/12/12
 2017年のノーベル経済学賞は、シカゴ大学のリチャード・セイラー氏の受賞となりました。セイラーは経済学の分野に心理学の理論を組み込んだことで知られています。要約すると、お金をどう使うか決める際に、人は3つの心理的行動を行うことを明らかにしました。

① 限定合理性
  人は必ずしも合理的ではなく、経済では限られた合理性しか持ち得ないこと。

② 社会的選好
  人々は自己の利益だけを考えて意思決定するのではなく、公平性や他者の利益も考えて選んでいくこと。

③ 自制心の欠如
  人は節約を心がけるが、ほしいものを目の前にするとついつい散財してしまうといった行動をとってしまうこと。


 このようにセイラーは、人は不合理に行動する生き物だということを前提にしており、それを逆手に活かしていくことで、よりよい世の中にしていくことが可能ではないかと提言しています。



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 経済学に心理学を組込む発想は画期的で賛否両論がありますが、人間の非合理的な面を受け入れていくことで個人の消費心理、つまり私たちの生活をより豊かにしてくれるのではないかと思います。

YO


11:04 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

自分の身体と感覚を意識してみる

2017/11/10
先日、富士山のふもとで、自分の身体と感覚に意識を向けて数日過ごす機会がありました。

良いお天気に恵まれ、富士山を毎日見ることができました
同じ日の出であっても、富士山は毎回違った表情を見せてくれました。
ちょっとした雲の位置で、まったく違ったように見えます。
富士山

何一つとして同じものはないんだなぁって思いました。

自分の身体と感覚に意識を向けてみると、
同じようなことが起きていることに気付きました。
一瞬一瞬、私たちは日々変わっていて、まったく同じ自分ではないですね。

私は、
今から人前で話さなくてはいけないと思うと、呼吸は速くなり、
しばらく座って人の話を聞いているだけでいいのだなと思うと、呼吸はゆっくりします。

目を閉じて手を上げる時、目を開けて手を挙げる時の身体の反応は違います。

嫌なことを考えると、身体は緊張し、視線も少し下にさがります。
楽しいことを考えると、胸が開き、視線も自然と上に上がります。

自分の身体や感覚に意識を向けてみて、
自分のことってわかっているようで、案外わかっていないことが多いんだなぁということに気付きました。

自分の身体や感覚に意識を向けてみると、新しい自分を発見することが沢山あるかもしれないですね。

YI

18:19 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

レジリエンス

2017/10/23
同じ場所で同じ経験をしても
受けるストレスの度合いは人によって違います。
自分にとっては大変なことだったのに、隣の人は平気そうだったり
自分は平気だと思っていたら、一緒にいた人はダメージを受けていたり。

ストレスを感じるのは嫌だし、強いこころを手に入れたいと思うかもしれません。
でも、強いこころはいちど衝撃で折れてしまうと修復が大変です。

ストレスにある程度のダメージは受けつつも
しなやかな木のようにしなって、折れることなく元の状態に戻る、
レジリエンスと呼ばれる回復方法が注目されています。

tree


レジリエンスについて知ったとき
ダメージがあっても回復するというストレスとの付き合い方の方が
私には合っているように思いました。
嫌だな、辛いな、心配、悲しい、と思っても
それがずっとは続かなければいい、というスタンスです。

レジリエンスを高めるためにどうしたらいいのか
まだ研究が進んでいる最中です。
規則正しい生活を送ること
「まあ、こういうこともある」と考えられること
信頼できる人・助けてくれる人があること
自分がどんなタイプなのかを理解していること
問題解決に向けて動けること
これらがレジリエンスを育てるとの報告もあります。

しなやかなこころで
毎日を過ごせるようになればいいなと思いました。

MM
11:03 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

小説 「八月の六日間」

2017/10/04
ときどき読み返す本の中に
北村薫さんの小説「八月の六日間」という作品があります。

 
主人公は40歳目前、文芸誌の副編集長をしている独身女性。
彼女はストレスを感じて心が擦り減った時に、
一人で何日か山に登ります。

山ではその美しさに心を躍らせ、時には恐ろしい体験をする。
様々な人と出会い心を通わせることもある。
そうして少しずつ自分を取り戻していくという物語。
   
わかりやすい文章で読みやすく、まるで自分が登山をしているような
臨場感があるのもこの作品の魅力です。
 
  
本のタイトル「八月の六日間」は、
いくつかある章の題名からつけられていていますが、
もう1つ象徴的な意味が込められているように感じます。

1年の中の何日間か、この小説の主人公のように
日常を忘れて自分が心から楽しいと感じることをする。
その象徴が“八月の六日間”であり、
それらの日々が、残りの毎日を支えてくれるのです。

ですからあなたにとっては
3月の2日間かもしれないし、9月の4日間かもしれません。
年に数日ではなく、月に数日、週に何時間でもいいでしょう。
    
遠くへ行くことや、大袈裟なことをする必要はなし。
重要なのは「自分にとって心地よい、
少しだけ特別な日々(時間)を過ごす」ということ。  
これも日常のメンタルヘルスケア方法の1つです。


ちなみに私の“八月の六日間“は

月に何度か浜辺を素足で散歩する、里山を自転車で走る、
年に数回1泊旅行へ出かける、
どこへも行けない時は、
好きな本を読んで心の旅をする、などです。


あなたにとっての“八月の六日間“は何でしょう?
意識してみてはいかがですか。


M.H.



15:12 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)
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