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芸術鑑賞が処方せんに

2019/02/25
カナダでは2018年11月から治療の一環として
美術館での芸術鑑賞が処方できる試みが始まったそうです。
医師の判断で美術館での芸術鑑賞を50回処方できるとか。
芸術を鑑賞することでストレスホルモンのコルチゾールが
減少することが判明したのが、その理由だそうです。
たしかに、ゆったりとした空間の美術館で
彫刻や絵画を見ていると気持ちがおだやかになりますよね。

ずいぶん前のことになりますが
たまたま美術館の近くで仕事が終わったので
企画内容も確認せずに美術館に入ったことがありました。
平日の夕方ということもあり、中はとてもすいていました。
そこで私は一枚の絵に目が釘づけになりました。
それは波が白い泡を立てながらぐるぐると渦を巻いている絵でした。
深みのある緑色の波のグラデーションがなんとも美しい上に
本当に目の前で渦が巻いているかのような躍動感がありました。
私はその絵に心動かされ、じっと見入っていました。
それは奥村土牛という画家の『鳴門』という作品でした。
帰りにその絵葉書を一枚買い求めたのですが
本物のあの美しい緑色とはまったく別物で
とてもがっかりとしたのを今でも覚えています。
実物に触れないと感じられないエネルギーがあるのです。
人との出会いもすばらしいものですが
芸術作品との出会いもまたすばらしいものです。

ようやく寒さも薄れて暖かくなってきました。
たまには美術館に出かけてみるのはいかがでしょう。
心ふるえる新しい出会いがあるかもしれませんよ。
M.M.
15:11 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

基本的ことを大切に ~心の栄養~

2018/08/29
友人の一人に、肌がとてもきれいな女性がいます。
いったい何を使って、どうやってお手入れしているのか?
気になって聞いてみました。
 
答えは、
“化粧水だけ、ただしたっぷり使う、最低10回はつける“と
 
  
彼女曰く、
“干し椎茸を戻す時を思い浮かべてみて!何で戻すの?
油じゃなくて水でしょう。だから化粧水なの“と。

 
そう言われてみればたしかにその通り。
カサカサに乾いたものに
いきなり油を塗っても潤いは戻りませんよね。
 
  
では、 
これを「心の潤い」で考えてみましょう。
カサカサに乾いた心に必要なものは何でしょうか?
肌にとっての水のような、基本的なものとは?
 
あまりにも簡単過ぎて
拍子抜けしてしまいそうですが、
 
基本といえばやはり
食事、睡眠、休養、運動です。
 
これらをおろそかにして
乾いた心にいきなり栄養たっぷりの
負荷がかかるようなことをしても
効果はあまり期待できないかもしれません。
  
最近ちょっと心が乾いているかもという方は、
まずは基本的なことを
見直してみてはいかがでしょうか。

M.H.
18:15 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

こころのコップ

2018/04/23
新年度になり、もうすぐ1カ月が過ぎようとしています。
新しい環境になった方もいらっしゃるでしょうし
自分は異動などはしなかったけれど周りが変化した方もあるでしょう。
何らかの新しさのなかで過ごした数週間だったのではないでしょうか。

変化があると、こころが刺激されます。
刺激によってはストレスがたまることもあるでしょう。

こころの中にコップがあるとイメージしてください。
あなたの感じたストレスが、コップのなかに溜まっていきます。
コップにストレスを入れておくことで
ストレスに煩わされず、仕事や生活ができます。

しかし、溜まるばかりだと、いつかは溢れてしまいます。
溢れたストレスは
涙になったり、イライラや落ち込みになったり、身体の不調や不眠になったり
人それぞれの現れ方をします。

4月からの変化によって、そろそろコップが溢れそうになっている方もあるのではないかと思います。
コップが溢れないように、ちょっとしたストレス軽減法を意識されるといい時期かも知れません。

ランチに好きなものを食べる
仕事とは関係のない友人と会う
少し贅沢な入浴剤を使う
マッサージで身体をほぐす
GWの楽しい予定を立ててみる

毎日のなかで無理なくできそうなことを考えて、セルフケアを忘れないでください。

MM
10:00 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

春の季語に「怒」と「風」?

2018/03/29
今年は記録的速さで各地の桜が満開になっているそうです。
私たちのオフィスからほど近い公園では今週がピーク!モコモコ、みっしりと花が咲いていて、のんびり花を眺めるのも、写真を撮るのも、お弁当を食べるのも気持ちのよい季節になりました。

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その一方で、花粉や霞でなんとなくむずむずしたり、落ち着かずイライラしたりソワソワしたりとどこか不安を感じるような気持ちになることもあり、春は新しいことが始まる、楽しくてワクワクする、ことばかりじゃないんだなあと思ったりもしています。

こういう気持ちになる理由があるのか少し調べてみると、東洋医学の考え方のひとつにある「五行説」に倣う記事を見つけました。

「五行説」とは、この世の森羅万象を5つに分類するというもので、「木・火・土・金・水」の5つを基本要素に、臓器や感情、季節、気候、色、味など、あらゆるものを5つに分類し、属性が同じものは互いに強く影響し合っているという考えで、春は「木」に属し、同じ分類の中に並ぶものには、「肝」、「怒」、「風」、「筋」というものがありました。

なんと、春と同じ分類に「怒」や「風」があるのですね。

確かに、季節の変わり目や急な気温の変化、環境の変化によって内蔵系が影響をうけてしまうことはあります。
そうなると、落ち込んだりイライラしたり(怒りの感情ですね)、さらには変化や落ち着かず不安になるのは常に移動し流れている「風」の性質とも似ています。風は穏やかで気持ちの良いときもありますが、嵐のように激しさを伴うこともあるので、そんな性質を考えると、まさに風は春なのかもしれません。

普段何気なく感じている気持ちの浮き沈みや感情の流れが東洋医学の考え方に通じている、新しい発見がありました。

春らしい香りや食べ物に触れながら、楽しい春を感じられるようになりたいですね。

(参考記事:2018/3/28 ウェザーニュースより)

MK
10:00 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)

人間の非合理性

2017/12/12
 2017年のノーベル経済学賞は、シカゴ大学のリチャード・セイラー氏の受賞となりました。セイラーは経済学の分野に心理学の理論を組み込んだことで知られています。要約すると、お金をどう使うか決める際に、人は3つの心理的行動を行うことを明らかにしました。

① 限定合理性
  人は必ずしも合理的ではなく、経済では限られた合理性しか持ち得ないこと。

② 社会的選好
  人々は自己の利益だけを考えて意思決定するのではなく、公平性や他者の利益も考えて選んでいくこと。

③ 自制心の欠如
  人は節約を心がけるが、ほしいものを目の前にするとついつい散財してしまうといった行動をとってしまうこと。


 このようにセイラーは、人は不合理に行動する生き物だということを前提にしており、それを逆手に活かしていくことで、よりよい世の中にしていくことが可能ではないかと提言しています。



nobelprize.jpg



 経済学に心理学を組込む発想は画期的で賛否両論がありますが、人間の非合理的な面を受け入れていくことで個人の消費心理、つまり私たちの生活をより豊かにしてくれるのではないかと思います。

YO


11:04 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)
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