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雑談の効用

2014/05/01
「雑談の効用」

私の経験として、長く継続してきたカウンセリングが終了になる頃には、雑談が多くなっていくような印象をもっています。
ここでの雑談というのは、けっして目的な、何かを解決するようなものではなく、時代を背景に出てくるような出来事を、なんとなく力をぬいて、ゆるく会話するとでもいいますか・・。

CL「今日は暑いですね 昨日は寒かったのに」
CO「暑かったり寒かったりして、体ついていきませんね」
CL「ほんとですよね」 というように。

話はかわりますが、ドイツ人の医者 シュルツが開発した「自律訓練法」は、
いまではメンタルヘルスではかかせないリラクセーション法になっています。
これは他者催眠中の患者さんたちは催眠状態になると、四肢が温まって、リラックスしているという結果から
さかのぼって導かれたものです。
つまり逆も真なりというわけで、四肢が温まってリラックスできれば催眠状態になるわけです。
それも他者によってもたらされる催眠ではなく、自分で、自律的に催眠状態を作り出すことが
できるのです。
(この場合の催眠とは、非常にリラックスした状態をさし、なにかに強くとらわれているのではなく、
 さまざまなものから適度に距離がとれて、全体が見えていることです)

カウンセリングが終了する頃、つまり悩みが解決して、リラックスできて、
不自由で、部分的にしか見えなかった世界が、全体を俯瞰できるようになってくる頃に、
雑談ができるような心境になる。
とすれば雑談が楽しくできるようになれは、悩みが解決され、リラックスがもたらされ、
全体性を回復することにつながるのでは?と考えてみました。

以前から 斎藤孝先生の「雑談力が上がる話し方」という本が気になっておりましたが、
このたびようやく購入しました。



この本の中では、雑談というのは会話ではなく、コミュニケーションであり、
「中身がない話」「意味のない話」とされています。

きれいに整理された話ではなく、むしろ「とっちらかっている話」でいいとされています。

①無理に話をまとめようとしない 
②抽象的・一般論的な結論を出さない 
③おちを作らずに、どこまでもずるずる引き延ばしていく 
④結論に至る前に、小気味よく話題を変えていく

これらが雑談のコツだと書かれています。

もうすこし言えば、ゴールを決めることではなく、うまいパスまわしをすること。

自分の話に終始すると雑談は展開していかないので、相手の話をうまくひきだしていくこと。
相手の話がわからないときは、相手に質問をしたり、感想でも連想でもいいから何かを返していくことで
パスをとめないこと。
愚痴や悪口よりも、それをユーモアや笑い話にしていくこと

だそうです。

この本の中に書かれていた例として、

 Aさん「100円ショップで つけまをよく買うんだけど」
 Bさん 「? ・・・・・」(知らない話、苦手な話題で何も言えなくなる)

 とせずに、Bさんの返しとしては

 Bさん「つけまってなんのこと?」 なんかおかしみたいな名前だね(笑)」
 「それをつける人は みな つけまーだね」

 このように プラスαの一言や 一問に対して二答があるほうが、パスがまわるそうです。

 話がかわりますが、私はお店のレジで、小銭を出したい人です。
 もちろん後ろに人が並んでいるときにはしませんが、なるべく小銭を出そうとします。
 628円だとしたら、708円とか1028円といったように、小銭を含んでお金を支払いたいのです。
 ぴったりに出せたときに、「あ、ぴったりあった」となにげなくつぶやいてしまいます。
 そんなときに店員さんが反応してくれるときがあります。

 私「あ、ぴったりあった」
 お店の人「小銭は助かります」
 私 「小銭でお財布ふくらんじゃって、こっちも助かります」
 お店の人 「またおまちしています」

 という具合に、小さい話題ですが、気持ち良いやりとりができると、ほっとできる瞬間になります。
 
 小さな幸せ、雑談のススメでした。    TT
 



16:15 メンタルヘルス | コメント(0) | トラックバック(0)
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